近頃、ファッション=衣服=かっこいい と勘違いしている人々がとても多い
ようだ。いや、早川義夫は1969年に既に嘆いていたのだから、今に始まった
ことでもないのだろう。
本来英語で「FASHION」といえば「流行」を意味する。衣服を意味するのは
「CLOTHES」という語だ。(以下、ファッション=流行 という定義する)
したがってファッションな服があれば、ファッションな髪型、ファッションな車、
ファッションな家具、ファッションなカフェ、ファッションなライフスタイル、、、
残念ながらどんなものでもファッションになって(されて)しまう。
この巧妙に仕掛けられるファッションという罠の中で、得意気な顔で生きている
かっこいい人々(鴨々)が増殖中。特にこの東京は、そんなファッションな
鴨々で溢れている。それもそのはず、東京にはファッションという罠を操る
仕掛け人が世界中から集まり、さまざまな媒体に、さまざまな場所に、
罠を撒き散らして手ぐすね引いて待っているのだから。ファッションに憧れて
上京した若鴨なんて一溜りも無い。何の疑いも持たずに自ら罠に入り、
せっせと働きファッションに貢ぎ、奉仕することになるという仕組。
そしてかっこよくなって得意気な鴨々の存在が、次なる無垢な若鴨を呼び、
また新たな罠が仕掛けられる、という終わり無き連鎖。
ここで、みなさんのクローゼットをチェックしてみて頂きたい。
今までに購入した衣服がどれだけ残っていますか? 体形変化や物理的損傷という理由以外で処分した服やもう着ることのない服(価値無きファッションの残骸=ゴミ)がどれだけあったか覚えていますか?
それらに投じた費用と労力は、あなたが鴨として無意識のうちにファッションと
いう虚像へと貢いだものです。また、それらはあなた自身の財布ばかりでなく、
地球環境へも大いなるダメージを与えたことを認識して下さい。
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